2014年2月24日月曜日

【メール受信不具合についてのお知らせ】


メールサーバーの不具合により、2月22日〜2月23日前後に、
yutaのメールアドレス mail@yuta-craft.com 宛の
メールが受信出来ていない状態となっていたことが判明しました。

上記期間にお問い合わせをいただいておりましたら、
大変お手数ですが、再度ご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
ご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございません。

※尚、現在は正常に受信が出来る状態となっております。


2014年2月7日金曜日

sou+7 in 熊本










今年の展示は熊本から始まります。

カバン作家のMikoさんにお誘いいただき、熊本の作家さんを中心とした企画展「sou+7」へ出展させていただくこととなりました。

ご一緒させていただく作家の皆様は若く、純粋な力強さに満ちています。
「熊本から文化を発信していきたい」そんな夢に向かう歩みの中に、yutaも少しだけご一緒させていただけることをすごくうれしく想います。

yutaは定番のアクセサリーや、気軽に使っていただけるカトラリーをご用意しております。
今回、残念ながら在廊することはできないのですが、熊本の皆様に楽しんでいただけるよう、心を込めて作品をつくらせていただきました。

皆様、熊本の新たな力と気持ちがめいっぱい詰まった「sou+7」に是非遊びにいらしてください。

「sou+7」
場所 Gallery Attic
会期 2014年2月8日(土)~16日(日)
特設サイト http://mojoca.jp/sou/

2014
















深海から空を見た
宙に隠れる星を見た

幾重にも重なる氷の宙の向こう
頼り無いくらいの灯の粒が
逃げ出すことなくそこに居た



年が明け、気付けばもう2月になってしまいましたが、年末年始、そしてこれからを想って。

年末は神奈川県三崎にて、恒例の企画展。
久々の出会いに顔が綻び、始めての出会いに心躍らされ、お会いできなかったお客様にゆっくりと想いをめぐらせる、とても大切な時間を過ごすことができました。
心よりお礼申し上げます。

今年もとてもありがたいことに、熊本から始まり、宮崎、東京、栃木、山口、京都と、全国のギャラリーでの展示が予定されております。
それに加え、各地のクラフトイベントにも参加できればと思っておりますので、機会がありましたら是非遊びにいらしてください
。(詳細はHPにて、随時更新して参ります)

今年は作品はもちろん、展示に、webにと、総合的に質を高め様々な角度から、よりお客様にyutaの世界観を楽しんでいただけるよう、活動して参ります。

なにぶん歩みの遅いyutaではありますが、一歩一歩をしっかりと踏み締めて歩んでいきますので、2014年もよろしくお付き合いください。

今年も皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

2013年12月19日木曜日

今年も三崎にて



引きちぎるように目が覚めた。

天井の螺旋。

見えない窓の外。

TVの美女が正解を言った。それはオマケでしか無かったけど。

見えないはずの窓の下、荷物にかけた布がヒラヒラと揺れていた。



今年は色々なことがありました。
夏の初めの工房移転をきっかけに、示し合わせたようにまとめて現れてきた様々な出来事に、なかなか辛いなと思うこともたくさんありました。

けれどだからこそ、今年も変わらずにsolの二人展で一年を締めくくれることが、じんわりしっかりとうれしいと思います。

昔、「Into the Wild」という映画を観た時、それまでおぼろげに思っていた、人はどこまで行ってもひとりだという想いに確信を持ちました。
世界はひとりひとつで、みんなそれぞれ生きている世界は違う。
でもだからこそ、それぞれの世界が奇跡的に重なり合う瞬間は、何よりも大切で喜びに満ちているんだと。

大変だったけれど、たくさんの人に助けられ、大切な喜びを確かに感じることができた一年。
それを象徴する今年最後の展示です。

毎年恒例の近藤との二人展ですが、気持ちはsol店主菊田も合わせての三人展です。

今年も、皆様と世界が重なる瞬間を感じられますように。
是非、遊びにいらしてください。



須原健夫×近藤康弘 2人展「朝ごはん」
場所:うつわとくらし sol
会期:2013年12月20日(金)~29日(日)
11:00~18:30 会期中無休

http://sol-web.seesaa.net/s/article/381385802.html

2013年10月25日金曜日

新作「手匙」と生命との距離



















手の先で生命に触れた

二、三度笑って

二、三度よろめいた

ただいま生命

右手で口づけを



昨今、食べ物との関わりがシステム化されて便利になっていく中で、食材との距離感がより一層、遠くなっているように感じます。
そんな中、食材との距離が近くなる匙作りをしたくなり、新作「手匙」を創りました。
手と食材の物理的な距離もそうですが、それによって食材と心の距離が近くなることが、一番の想いです。
食材との距離が、生命との距離を感じさせてくれますように。
すくう、切り分ける、塗るもできる原始的な「へら」をイメージした「手匙」
現在、吉祥寺poooLにて開催中の企画展「10月の台所」に出品中ですので、是非、会場でお手にとってご覧ください。
皆様のお越しをお待ちしております。
「10月の台所から」
期間:2013年10月18日(金) ~ 10月27日(日)
時間:12:00 ~ 19:00
場所:poooL 本店
http://poool.jp/contents/6424

2013年10月4日金曜日

10月の台所から

















橙色の宙。

空気のせせらぎで体を洗う。

夕餉の香り。

柿の笑う音。

シャツの裾がふくらんだ。

身体の輪郭と、心だけがそこに残った。



待ちに待った秋。

吉祥寺のとある台所には、それを楽しむ為のうつわや道具達がところ狭しと並びます。

陶器にガラスに布。そして金属。
yutaの新作もどうぞ。

ほら、夕顔さんが料理のうつわを選んでる。

涼しい風に乗って、ユキさんの音楽が聴こえてきたら。

さあ、楽しい秋を始めましょう。


「10月の台所から」
期間:2013年10月18日(金) ~ 10月27日(日)
時間:12:00 ~ 19:00
場所:poooL 本店
http://poool.jp/contents/6424

2013年9月2日月曜日

新しい工房















坂の上から街が見えてはっとした。

眼下には地平線まで延々と大阪の街が広がっている。
あそこで一際高く見えているのは梅田のビル群だろうか。

「コンクリートでできた醜い景色だな…フフフ……」
と昔なら言ったかも知れないけれど、
「綺麗なものは綺麗なんだからしょうがないじゃない」
と想えるくらいには自分に素直になった。
たとえそれが細部が見えないからこその美しさだとしても、醜いものを内包した美しさだとしても眼下に広がるそれはやはり美しい。

この街の名前は大阪府箕面市という。
滝と紅葉が有名な観光地で、週末にはハイキングに森林浴に、自然を求めて都心からたくさんの観光客が訪れる。

夏の始めにこの土地で家を貸していただいた。
新しい工房として使う為だ。

それから約3ヶ月。
ジャングルと化した庭と格闘したり、ひっきりなしに訪れる猫達と縄張り争いをしたり、家に色濃く残る記憶と対話したり、新しい記憶をそこに置いていったり。
少しずつ新しい工房はかたちを見せ、先日やっと活動を再開する準備が整った。

身の置き所に迷ったり、庭に猫が来るたびにそわそわしたり、まだ馴れない部分は多いけれど、今は起こること全てに可能性が隠れているからきっと大丈夫。

坂の上から大阪の街をひとしきり眺めた後、後ろを振り向く。
山が風を受けて、よっこらしょと体を動かした。

ここは狭間の街。
コンクリートの灰色とも、山の緑とも違う街。

どうにも落ち着き処が無くて、なんだか自分のようだと思った。

どこかで新しい花が、身動ぎをした。